こぼれたミルクは皿には戻らないが、猫がなめてくれる

東京都文京区・白山にある喫茶店 喫茶おとらのブログ

犬は吠えるがキャラバンは進む

小沢健二さんがライブで復活するようですね。
というわけで、今回のスルメ音源はコチラ。

犬は吠えるがキャラバンは進む
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93年の作品なので、もう17年前か。
言わずと知れたフリッパーズ解散後、
シングル「天気読み/暗闇から手を伸ばせ」をリリース。
日比谷野音でライブ(ファーストワルツ・DVD化熱望!)後の
ファーストアルバム。
セカンド「LIFE」で王子様として持ち上げられ、
球体~Eclecticまでは聴いたけど、いまだに聴いているのはこれだけです。

シンプルな楽曲に、とにかく歌詞が素晴らしい!
ごつごつした文体ながら、決意表明みたいなものがひしひしと伝わってくる。
さすがは東大柴田ゼミ(笑)。
夏の終わりごろには、決まって「天使たちのシーン」を聴きます。

海岸を歩く人たちが砂に 遠く長く足跡をつけてゆく
過ぎて行く夏を洗い流す雨が 降るまでの短すぎる瞬間

真珠色の雲が散らばっている空に 誰か放した風船が飛んでゆくよ
駅に立つ僕や人混みの中何人か 見上げては行方を気にしている

いつか誰もが花を愛し歌を歌い 返事じゃない言葉を喋りだすのなら
何千回ものなだらかに過ぎた季節が 僕にとてもいとおしく思えてくる

愛すべき生まれて育ってくサークル
君や僕をつないでる緩やかな泊まらない法則

大きな音で降り出した夕立の中で 子供たちが約束を交わしてる


小沢さん、いまだに小さな音で何百回と聴いていますよ。
うろ覚えの歌詞を口ずさみながら。
あなたがライナーノーツで言っていたようにね。
たとえいまのあなたには全く興味が持てなかったとしても、
僕にはそれで充分なんじゃないかって思います。

スルメ音源 第二弾

不定期連載スルメ音源の世界 
第二弾はコチラ!

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boat roro

2001年リリース、boatメジャー2作目にしてラストとなったミニアルバム。
当時一緒にバンドをやっていた人から奨められて聞きました。
もう僕の中で、音楽の聞き方接し方が、
RORO以前/以後ではっきりと変わってしまった。
そのぐらいのインパクトがありました。
もうそれこそ擦り切れるぐらい(CDだからそれはないけど)聞いたし、
8年経った今でも未だに聞いて、感動を新たにしているモンスター音源。

AxSxEさん、アインさん(後にホインと改名)は現在NATSUMENとしてばりばり活動中。
NATSUMENはROROを押し進めたってよく言われてるけど、
単にboat時代の曲を今でもやっているってだけで、
ROROは独立した存在感を放っている、そんな気が個人的にはしています。
NATUMENはNATSUMENで大好きですが。

ALLのストリングスが入るところには決まって鳥肌がたつ。
続くAKIRAMUJINAの流れは完璧。
NATSUMENでもこの曲はライブでおなじみだけど、boatバージョンのほうが好きです。
TUESDAYも最高!
ただしシングルカットされたラスト、CIRCLE SOUNDは蛇足。
この曲自体は好きですが、TUESDAYで終わった方がしっくりきます。

切なくて、激しくて、最高の音源です。

めくるめくスルメ音源の世界

他の皆さんはどうかわからないですが、
僕はものすごく飽きっぽいタチで、
何年も同じ音源を、コンスタントに聞き続けるってことがまずありえないわけで。

そんな僕ですが、何枚かはそのような自分にとって奇跡のような音源があったりします。
それを個人的に、聞けば聞くほど味の出る「スルメ音源」と呼んでおります。
世間的にも名盤と呼ばれるものから、そうでもないものまで、
ぼちぼちヒマなときに紹介していければ、と思います。

第一回目はコチラ。
TheClashLondonCallingalbumcover.jpg
The Clash/London Calling

もう僕が、何にもいうことなんてないぐらいの名盤っすね。
先日、荷物の整理をし、発掘しまして、久しぶりに聞いてみたのですが、
いろんなところで感動するわけです。いまだに。
個々の曲、並び順、録音状態、アートワークなどなどアルバムとして完璧。
これほどスキのないアルバムも珍しい(あくまで個人的に)。

中高生の頃、当時はパンクロックに熱狂しており、
その流れで聞いたのですが、いまいちピンとこなかった。
でもよく雑誌などで紹介しているし、ちょっぴり我慢して聞き続けていたんですよね。
いいはずだ。わからないはずがない、と(若いね)。
じわじわっと今に至るまで、聞き続けて20年以上。
Pistols,Damnedなんてもう一切聞かないのにね。不思議なアルバムだ。
最高です。

The Clash- Clampdown (live)